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狭小Cafe&住居
仕事をリタイヤされて、「夫婦念願のカフェを建てたい」というご要望からこのプロジェクトはスタートしました。
既に購入されていた敷地は都内の狭小地で立派な桜の木が植えられた緑道に面しているのが特徴的な土地でした。
敷地が狭いため斜線制限等の制約の多い中、コストをかけずに効率よく必要なボリュームが取れるように工夫しました。
【2F多目的スペース(リビングスペース)】
2F多目的スペースからは1Fの客席の様子が見渡すことが出来ます。
多目的スペースでは昼間はお嬢さんがフラワーアレンジメントの教室を開いたり、夜は リビング的な使い方をしたりと多目的に使われています。
【カフェ】
壁に据え付けているのは計画当初から設置を希望されていた大型のオルゴールです。
どのような空間がオルゴールにとって良い空間なのか、クライアントとともにオルゴール作家を訪ねてヒアリングを行いました。
私たちは小さな空間を効果的に使うために床面積が減りますが敢えて吹き抜けを設けることを考えました。
吹き抜けはオルゴールの音色が良くなるだけでなく、緑道の借景を取り込む大きなR窓を設置することで狭い室内を 効果的に広く見せる効果があります。
立面に現れるこのR窓は、一目見ただけでそこがカフェであるという原風景を地域の皆さんに認識していただけるアイコンとなります。
【カフェ夜景】
桜の季節の夜景です。
見事な借景がカフェのお客さんにも好評を頂いているようです。
敷地 :東京都小平市
敷地面積 :62.86㎡
建築面積 :30.69㎡
延べ床面積 :48.24㎡
特徴 :狭小地でのカフェ&住居 大きなR窓と吹抜け